お正月のことを調べていたら縁起のよい、おもしろいことがわかったのでご紹介します。
お正月に遊ぶものに、すごろくや羽子板がありますが、最近は、あまりというかほとんど羽子板で遊んでる子供って見ませんね。
それでも、女の子の無病息災を願って、浅草の羽子板市(12月17〜19日)は盛況に終わっています。
その羽子板について調べてみたら、、、、。
目次
羽子板の先端の黒い玉ってなんだと思いますか?
単なる黒く塗った木製の玉ではなくて植物の種なんです。
#sapindusmukorossi #ムクロジ #無患子 中の黒い #種 は #羽根つき の羽に 2017/12/23 甲府市岩窪 「イチジク・ニンジン・サンショに・シイタケ・ゴボウに・ムクロジ・ナナクサ・ハツタケ・キュウリに・トウガン」の「ムクロジ」 https://t.co/RiC4pLnBHX pic.twitter.com/fygjrBriJv
— torinukeki (@torinukeki) December 24, 2017
その名前は?
無患子(ムクロジ)と言います。
別名、木患子(もくげんじ)とも言います。
ムクロジ科の落葉高木。
落ちた実の中に黒い種が入っています。
無患子の使われ方がすごい!
縁起ものの羽子板や数珠に使われるのです。
すごいと思いませんか?
また、乾燥していない果皮や実をこすり合せるとアワが出てきて石鹸として使用できます。
アジア全域で、『ソープベリー』と呼ばれて天然の石鹸として使われています。
無患子が羽子板に使われた由来は?
Sapindus mukurossi
Sapindus(サピンダス)は、ラテン語の「sapo indicus(インドの石鹸)」が語源。
果皮にサニポンという石鹸成分があります。
ムクロジに無患子という漢字は当て字です。
子どもが患わない(わずらわない)という意味です。
羽子板の羽根は、病気の元になる蚊を食べる蜻蛉(トンボ)に似せて作られています。
魔除け厄除けとして、お正月に、女性に贈る習慣があります。
無患子が数珠に使われている由来は?
ムクロジの数珠は、数珠の起源と言われています。
『仏説木槵子経』の中で、お釈迦様は疫病で苦しむ国王にこう語りました。
そうすれば煩悩が消え、災いもなくなります。心身も楽になるでしょう。
その後、国は平和になったということです。
まとめ
ムクロジの木は、神社やお寺に植えられていることが多いです。
15メートル以上の高木で、5、6月に花をつけ、秋に実がなります。
丹後一宮 元伊勢 『籠(この)神社』の御神木
— 味耜高彦根命 (@Nachihakuryu) September 29, 2017
拝殿前の両脇にある 樹齢千年を超える 無患子(ムクロジ)の木です。 pic.twitter.com/zUcVxIJJe5
【木欒子】(もくげんじ)
— 小原 文子(AYAKO )不具合中です… (@1103Bunbunmaru) December 15, 2015
「袋実木欒子」「大木欒子」(ふくろみ・おおもく)
無患子(むくろじ)科
モクゲンジ属
原産地:中国
9月頃に黄色の花が咲く。実の中の種子は丸く黒く数珠に使われる。①全体②花③実④実と種💦 pic.twitter.com/yGIrmfyupL
縁起物の無患子(ムクロジ)の木を探してみてはいかがでしょうか。