久しぶりに、このブログの趣旨である家族の話題を書こうと思います。
こどもの習い事として素囃子を2年間やりました。
金沢素囃子について
金沢の素囃子は、歌舞伎囃子から出たもので、演奏者は、雛壇で演奏します。
劇や舞踏はなく、小鼓、大鼓、太鼓、笛、三味線による演奏です。
昭和55年に金沢市無形文化財になりました。
素囃子をはじめたきっかけ
愛読していたクウネルの『ごろりでゆるり』のMusicコーナーで、いとうせいこう氏が、文楽の鶴澤清治の三味線が日本のジミヘンだとかなんとか書いた記事があって、まず最初は、親の私が三味線に興味を持ちました。
(実際、その後文楽の公演『心中天の網島』が、石川県立音楽堂であって鶴澤清治の三味線聞けました)
ちょうど、2年に1度、市では素囃子塾の新規受講生を募集していて、こどもはその頃、吹奏楽部でフルートをやりたいと言ってたのですが、フルートは金銭的にも物理的にも無理でした。
(市の塾は、月に2回の参加、料金は無料)
フルートの代わりと言ってはなんですが横笛ではどうかと思い参加しました。
金沢こども素囃子塾に参加してみての感想
結局念願の横笛は選択できませんでした。
三味線を弾く人がいないので、三味線に決定。
(でも文句を言わず続けられました。)
先生方は、三茶屋街の芸妓さん方です。
とても熱心で丁寧で、頭が下がる思いでした。。
若い先生の中には、東京芸大で学んだ方もいます。
うちの子は女の子ですが、同じ女性として、美しい所作・立居振舞いを見ること、美しい着物を見ることは、今はわからなくてもいつか思い出してほしいことです。
今後、国際的な場に縁があったとして、日本文化がおにぎりや折り紙だけじゃないことを身をもって表現できたらいいと思います。
まとめ 金沢こども素囃子塾の発表会
2017年3月26日(日)13:30〜 発表会がありました。
過去には金沢市の有名な料亭『金城楼』で中間発表もしています。
結婚式以外はなかなかは入れない場所です。
今回の発表曲目は、
松の緑(まつのみどり)
末広狩(すえひろがり)
元禄花見踊(げんろくはなみおどり)
五郎(ごろう)
2年間ご指導ありがとうございました。