仕事柄、外来患者さんの足の捻挫をよく見かけます。
特に捻挫として痛めやすいのは、足の甲の外側部分です。
私自身も2度、捻挫を経験しているので、その回復法をお教えします。
患部を安静にする
安静と言っても、捻挫をしてすぐは、痛みで動けないです。
家の外で捻挫した時
自宅から数百メートルでも歩くのは一苦労です。
捻挫した片足は、体重をかけずに引きずって帰ってくることになります。
携帯や財布があり、タクシーなど車を呼べるなら無理をせず呼んでください。
患部を冷やすまたは湿布する
地域の参加行事で捻挫をした場合は、救護班があるのですぐに湿布や冷却スプレーなどしてもらえます。
自宅外で捻挫した場合は、簡単に冷やすわけにもいかないので、痛みや受傷のショックが落ち着いたら速やかに、病院または自宅へ急ぎましょう。
テーピングができる病院を受診する
診察、レントゲンなどで損傷の部位や程度を調べましょう。
治療は、安静と冷却の次に、固定が基本です。
固定には、程度によってギブスとテーピングがあります。
整形外科と言っても、治療としてテーピングができる病院とできない病院があります。
安静にして湿布して、足首クロスのサポーターというのが一般的で、サポーターさえしてもらえない場合があります。
わからない場合はスポーツ外来がある病院がいいですが、予約診療ですぐにはみてもらえないこともありますね。
捻挫で病院へ行くまでの究極の対処法
それは、足袋(たび)やワンサイズ小さい靴下をはくことです。
足袋が家にあるという人は、なかなかいないかもしれませんね。
そういうときは、家族の、お母さんだったら→子どもの靴下、お父さんだったら→お母さんの靴下など一回り小さいサイズを履くことをおすすめします。
窮屈すぎる靴下、血行が滞るような靴下はダメですよ。
例えば、私は、靴のサイズが23.5。
捻挫した時は、登山用の厚みのあるしっかりした作りの小学生の子どもの靴下(19〜21cm)を履くと、ピタッと固定されて楽でした。
まとめ
足を捻挫すると、しばらく動けないほど痛いですよね。
捻挫として痛めやすいのは、足の甲の外側部分からくるぶしの下あたりです。
怪我をしてすぐは安静が第1です。
しばらくして痛みが落ち着いてくると、今度は腫れてきます。
冷やして、テーピングなどの固定をすることでずいぶん楽になりますよ。
足を引きずって歩いていたのが、嘘のように歩けます。
遅くても1週間もすると普通の生活ができるようになります。
テーピングしても、そのままお風呂に入れます。
自己判断は禁物なので、専門医でテーピングしてもらうのが1番です。
湿布は、病院の方が市販のものよりずっと安いですよ。
そして、病院をすぐに受診できない場合は、厚みのある作りのしっかりとしたワンサイズ小さい靴下をはいてみてくださいね。