私が美術大学を卒業したこともあって、子どもたちは小さい頃からいろいろな美術館を見に行きました。
なかでもリピートして就学前によく行った美術館に、七尾美術館があります。
七尾美術館へのアクセスは?
Tel:0767-53-1500
開館時間:9:00〜17:00
ボローニャ国際絵本原画展とは?
1964年から続く、世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」では毎年、絵本原画のコンクールが行われており、世界各地から多くのイラストレーターが作品を応募しています。
5点1組のイラストを用意すれば誰でも応募できる公募展で、その中の入選作が展示されます。
毎年、七尾美術館では、11月に行われるボローニャ絵本展と自由参加の絵本づくりがあって、3年間くらい通いました。
2018年11/2〜12/9までやっていますよ。
七尾美術館
全国巡回していて、東京は板橋、関西なら西宮市などでで開催されています。
<ボローニャ国際絵本原画展の巡回予定(終了したものもあります)>
ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア(イタリア)3月26日(月)〜29日(木)
成増アートギャラリー(東京・板橋区) 7月6日(金)〜29日(日)
西宮市大谷記念美術館(兵庫) 8月11日(土)〜9月24日(月)
四日市市立博物館(三重) 9月29日(土)〜10月28日(日)
石川県七尾美術館(石川) 11月2日(金)〜12月9日(日)
長島美術館(鹿児島) 12月15日(土)〜2019年1月20日(日)
イタリアのボローニャが主催しているためか、基本のデッサン力があるアーティストのドローイングが間近でみることができます。
(もちろんデジタル作品もありますよ。)
美術館で展示されている作品には、作家の苦労が見えないことが多いんですよね。
もう完成してしまって筆跡とか思考した後とか見えない。
その点、ドローイングやスケッチブックが展示されていると面白いです。
ボローニャの絵本原画展は、公募で選ばれた優れた絵本の原画が展示されているのですが、印刷する前の原画と印刷された絵本が展示されていて、違いを比べることもできるし、作者の筆跡が見れるのは、やはりすごく勉強になります。
いよいよ絵本づくり
そして、その作品展を見終わると、さいごに、絵本が作れるコーナーがあります。
色とりどりの紙やマジックや折り紙、モール、切り抜きできる雑誌、キラキラの何か、、、が置いてあります。
絵本を作るのは、4コマ漫画の漫画的要素とストーリーを作る要素があるから、簡単そうに見えて難しいです。
ところが、小さな子どもたちはしばらく考えた後、思い思いに絵を描いていきます。
どうしてかって?
ちゃんと美術館の作品を見てきた子は、たくさんの色々な絵を見てきて、イマジネーションで頭がいっぱいになっているからです。
基本的な絵本の作り方は?
七尾美術館で作った絵本はこんな風に作りました。
描く材料が豊富なので、子どもたち大喜びで目移りしてしまいますよ。
簡単に見える絵本作りですが、かなり時間がかかりますよ。
2時間くらいかかることも。
余裕のあるスケジュールを立てておきましょう。
パパは急かさないでくださいね。
さいごに
それでも絵本づくりは、ちょっぴり難しいかも。
できてもできなくても、ものを作るということは、ただ絵本を読むこととは違う視点を子どもたちに持たせてくれます。
なるべくなら苦手意識を持たないようにするために、作るという行為が楽しいと思えるように、子どもが悩んでいたら、お父さんやお母さんが手助けして、ぜひ、完成させてあげてください。
また、子どもだけでなく、絵本を創作していらっしゃる方は、公募展に出品することもできます。
板橋区立美術館